橋を架ける

「橋」は英語で bridge と綴ることはみなさんもご存知だと思います。ところで、 bridge を動詞として使うと次のような意味を持ちます。

ロングマンの英英辞典によると

“bridge” means “to reduce or get rid of the difference between the two things”

すなわち、2つの事柄の間に存在する相違を縮小させる、あるいは、取り除くという意味を持ちます。私たちが自分たちのNPOにふさわしい名前を考えていた時にふと思いついたのが、この簡単かつ深い意味を持つと感じる英単語 bridge です。

橋とは、海や川によって隔てられた2つの離れた場所を、道路や鉄道でつなぐ構造物のことですが、そのおかげで往来が非常に楽になり、交易が盛んになります。人の行き来の頻度が増し、文化の交流が深まります。

さて、bridge(橋を架ける)ことを私たちの生活に当てはめると、どのような行為を表すでしょうか?

インドを例にとってみましょう。インドは日本から6000キロ以上も離れていて、とても遠い国です。話す言語も文化も全く違います。肌の色も宗教も異なります。食べるものも着る服 もずいぶん変わっていると言えるでしょう。しかし、もし、わたしがインドへ旅行に行くとしたら、なるべくインド人の生活様式や風習に沿って行動しようと努めるでしょう。その土地の習わしに従うように最善を尽くそうとするでしょう。そうすることによって、インドという国をより深く理解し、インド人との間の友情や信頼関係を深めるからです。時には、インド人が好んで着る民族衣装であるクルター(女性ならサリー)を身につけて街を歩くでしょう。また、南インドへ行けば、箸やフォークを使わずに手で食事を食べることを試すかもしれません。それによって、少しでもインド人との間の距離を近くできたらと望むからです。このような行動こそ「橋を架けること」なのかなと思います。

貧しい国にいる孤児達やストリートチルドレンのことを考えると心が痛みます。その国に行って自分でボランティアをしたいけれども、現実的にそれは無理。そう考えてしまうのも当然です。しかし、少額の寄付を送ることで現地のNGOの活動を助け、それらのかわいそうな子供たちが切に必要とする世話を受けることを可能にする手助けもできます。これは、あなたと現地の困窮した子供たちとの間に「愛の橋を架ける」ことです。

もちろん、これは国境を越えた国との間だけに当てはめるものではありません。自分の周りにいる人との関係にも適用すべき行いと言えるでしょう。お互いの性格的な違いを理解し、相手の言動の背後にある理由や原因を深く認知し、相手の良い面に目を留め、いたらない面は補い合うという”bridge”の精神を、今日実在する様々な人間関係の問題に対しても適用していくことを、私たち のNPOは目指すことを目標とします。


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