ブリッジング

「ブリッジング」とは一体なんでしょうか?それは文字通り、bridge (橋を架ける)行為を表します。ロングマンの英英辞典によれば、”bridge” とは
“to reduce or get rid of the difference between the two things”
 すなわち、2つの物、あるいは、事柄の間に存在する相違を縮小させる、あるいは、取り除くことを意味します。例をお話しましょう。1人の日本人がインドへ旅に出かけました。インドについてはいくらか勉強してから旅立ったものの、言葉の壁はそう簡単には乗り越えられないのは薄々分かっていました。インドは、ちまたでは英語が通じるので”ハロー”、”サンキュー”、”グッバイ”を使って何とか切り抜けようとしますが、第一言語であるヒンズー語の知識は皆無に等しいので、インド人との間でなかなか親密感が沸いてきません。そこで、トラベルブックの中の”やさしいヒンズー語の欄”をめくり、近くにいるインド人を捕まえて挨拶の練習をすることに決めます。そして、思い切って「ナマステ!」と元気よく声をかけてみるのです。これを耳にしたインド人はきっと、ニコッと微笑んで「ナマステ!」と応じてくれます。あなたは、自分と勇気を振り絞って片言のヒンズー語で声をかけてみたインド人との間に、ほんの小さな細い糸のようなものかもしれないけれども、何か目に見えない暖かい「つながり」が出来たように感じます。これがブリッジングです。
 また、国境を越えなくても出来るブリッジングもいっぱいあります。自分の周りを見てみると、ブリッジングが必要な状況がたくさんあるのに気づきます。性格の合わない人との間に共通点を見出す努力をすることは、いつでも求められていることです。その人の誕生日を覚えておいて、ちょっとした誕生日カードを送るとか、メールでお祝いの言葉を伝えるなどの行為は潤滑油の働きをなし、相手との間に橋を築きます。このように、ブリッジングは愛であふれる平和な世の中を築くための大切な行いであることがお分かりになるでしょう?皆さんもきっと毎日の忙しい生活の中で、人々と仲良くやっていくために、無意識の内に、また、時には意識的に、色んなブリッジングを行っておられることでしょう。
 皆さんは、性格の合わない人、異国の人、自分の好みでない人など、相違点のある人とどのようにうまく協調して働き、生活していますか?また、被災地支援や海外ボランティアなど、自分の全く知らない人で、困った状況にある人を助けるのも、ブリッジングのひとつです。もし、よろしければ、当ホームページに掲載できる良いブリッジングのアイデアがありましたら送っていただけませんか?みんなでそれを分け合い、実行して、幸せで喜びにあふれる世界を築きましょう。

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