愛の架け橋プロジェクトは、10月24日ー27日、最近亡くなられた愛知県の女性の遺言執行人の方から委託を受け、被災者の方々にお米を届けて来ました。この方は生前、薬剤師をしておられ、お金には不自由されていなかったものの、とても質素な生活をされていました。彼女の遺言書には「生活困窮者の方にお米を届けてください」と書かれていたそうです。
陸前高田市の広田半島にある仮設住宅には300人以上の方が住んでおられますが、なかには高齢者の方も多く、近くにお店等がないために大変苦労されています。今回、広田町の第一仮設住宅に米を1トンほどお渡ししました。
また、岩手県花巻市東和町にある「とうわボランティアの家」より委託を受け、バスタローブ(バスタオルとローブが一緒になったもの)と消毒用エタノールスプレー、靴下、タイツ、懐中電灯等を多数、第2仮設住宅へ寄贈いたしました。
これから被災地には寒い冬がやって来ます。私たちにできることはそう多くはありませんが、ひとりひとりが力を合わせて自分にできる小さなことを忠実にやっていくなら、きっと、被災者の方々が厳しい冬を乗り越える力に還元されるのではないかと考えます。
陸前高田から帰る途中、次のような立看板が目に留まりました。被災地は困難に向い、心を一つにして頑張ろうとしている・・・自分にとっても勇気を与えられるものでした。