NPO法人、ユネスコ活動奨励賞受賞 Logo
愛の架け橋
日本とアジアを結ぶ架け橋

愛の架け橋プロジェクト 活動趣旨

現在、日本国内の若者達の現状を見ると、チャレンジに欠け、自分の持っているエネルギーをどのように使ったら良いのかわからない若者達を目にします。又、人生の目的の喪失、学習意欲と能力の低下、犯罪率の増加、低年齢化、悪質化などが毎日のように新聞や雑誌で取り上げられています。他のアジア諸国に比べ、国際的なリーダーシップとして活躍するための英語力やコミュニケーションスキルにおけるレベルの低さも憂慮されています。

こうした状況を鑑(かんが)みると、いかにして、これから日本をしょって立つ若者達に自分のエネルギーを良いこと、人の役に立つことに使うことを教え、人生の目的を見出すのを助け、国際人として他の世界でもコミュニケーションが出来、世界と日本の橋渡しとなる人材を育むかが、これからの日本の課題だと思います。

世界は、精神的、肉体的に助けを必要としている人々であふれています。先進諸国は物には恵まれているものの、心の飢餓、愛の飢餓に苦しんでいます。発展途上国は、物には恵まれていないものの、心は明るく、素朴で、お互いに助け合って生きている人たちで一杯です。

そのような人々とふれあう時、人生で何が一番大切かを発見します。人に役立つことの出来る喜び、言葉を越えた心の会話、職業や年齢、国籍、肌の色を越えて、共に1つの目的に向かって働く時の充実感は、言葉では言い尽くせないものです。結局は、そこで、「ボランティアを通して、実は自分も助けられている」という事実に気づきます。又、必要に迫られれば、どれほど早く英語が話せるようになるかにも驚くことでしょう。

当「愛の架け橋プロジェクト」は、1人でも多くの若者がそのような経験をする機会を提供し、同時に、アジア諸国で貧困にあえぎ、苦しんでいる人々や災害下にある人々への精神的、物質的援助、又、自立を助ける活動に取り組むことによって、間接的に日本の若者たちの人生に計り知れない波及効果をもたらすと信じています。

NPO法人 「愛の架け橋」プロジェクト

NPO法人「愛の架け橋」プロジェクト プロフィール

結成時期:平成12年6月

結成目的: 恵まれない状況下にある人々を助けるという経験をする機会を1人でも多くの日本の若者に与えることにより、彼らの視野を広げ、世界と日本の橋渡しが出来る人材を育成すること。 同時に、アジア諸国で貧困にあえぎ、苦しんでいる人々や災害下にある人々への精神的、物質的援助、また自立を助けること。

主な活動実績

日本にて

  • 2000年5月〜7月中国新聞、広島テレビでインドへの不用品の物資呼びかけ*1
  • 9月 コンテナでインドに輸送(善意で寄せられた210箱の衣類、おもちゃ、靴、文具等)
  • 下中家族がボランティア活動のためにインド渡航
  • 2001年4月報告会
  • 6月第1回設立総会
  • 7月第2回設立総会
  • 2002年1月〜3月ヒロシマ・ナガサキ原爆展示会
  • 日本救援衣料センター【大阪中央区】を通して、アフガニスタン及びアジア諸国に衣類(ダンボール70箱)を寄贈。
  • 4月「留学生の友の和」と協力して、留学生とのお花見交流会。インドダンスを披露。
  • 5月にて、2001年9月〜2002年3月のインドボランティア旅行の報告会(広島市留学生会館)。活動報告とハンディクラフト製品の紹介。
  • 6月カルカッタから子供たちを招き、神戸のNGOと共にカルカッタの子供達との国際交流とインドダンスの披露。
  • 神戸の日本衣料センターを通してアフガニスタンへ衣類寄贈。
  • 世界女性連合主催の国際シンポジュームにパネリストとして参加。(テーマ:マザーテレサと平和)
  • 8月・市民ボランティア団体主催の平和美術展 「ピースアート」でボランティア支援。
  • 6泊7日の英会話キャンプを開催。オリンピック夢基金の助成事業。地元の高校生、大学生が多数参加。英会話、国際交流、ボランティア活動について学びました。
  • 9月青少年野外活動センターにて、1泊2日の親子キャンプ開催。
  • 第2回目インドボランティア旅行へ出発。
  • 10月広島県の「草の根サミット」にてボランティア支援。
  • 「アイセック」主催のビジネスセミナーとNPOセミナーの2箇所で、通訳支援。
  • 外国人留学生日本語弁論大会でのアトラクションとして、インドダンスを踊る。(国連NGO・世界平和女性連合主催、広島市西区民文化センター)
  • 留学生会館での「国際交流フェスタ」参加。パネル展示とハンディクラフト製品展示即売実施。
  • 「国際交流協力の日」のイベントに出席。国際会議場でパネル展示とハンディクラフト製品即売
  • 国連NGO世界平和女性連合の「歳の瀬の会」にて、下中理事長が「奉仕の心」について講演。
  • 12月、「愛の架け橋プロジェクト」がNPO法人として認証される。
  • 労災の助成金と子供夢基金の助成金の交付決定。労災の助成金はインドボランティア旅行に、子供夢基金の助成金はサマーイングリッシュキャンプに使われました。
  • 2003年4月国際交流のお花見、反戦マーチ。
  • 国連NGO世界平和女性連合の総会(山口県宇部市)にて、下中事務局長が「ボランティアをする女性と家庭、地域との関係」をテーマに1時間半の講演。
  • 6月神戸のNGO「レインドロップ」と協力して、カルカッタよりスラムの子供達を招待。インドダンスを交えての国際交流会開催。
  • 福山市の親子塾の会合で、下中事務局長が「ボランティアをする女性と家庭、地域との関係」をテーマに2時間の講演。
  • 7月3泊4日の国際交流サマーイングリッシュキャンプ(広島県青少年野外活動センター)。地元の高校生や大学生が大勢参加。
  • 8月1泊2日の親子キャンプを開催(広島県青少年野外活動センター)
  • 10月広島市亀山南小学校低学年児童対象の総合学習で、インド文化についての学習を行いインドダンスを披露。
  • 国際交流フェスティバル「ぺあせろべ」の、ダンス部門、展示部門、出店部門に参加。
  • NPO奨励賞に参加、奨励賞受賞。
  • 広島在住インド人による「デワリフェスティバル」(旧正月)に参加。私達の活動報告とインドダンスを披露。
  • 11月インドボランティアに参加した学生が、プリデンシャル生命保険の作文コンクールに入選。その表彰式に参加。
  • 12月国際交流協力の日のイベントに参加。(広島市国際会議場で開催。展示とハンディクラフト製品の展示即売。)
  • 留学生会館にて国際交流クリスマスパーティー開催。
  • 2004年2月児玉市議会委員と面談。私達の活動に対する評価と出来る限りの支援の意を受けました。
  • 3月児玉議員と共に秋葉広島市長と面談。私達の活動に対する理解と評価、また出来る限りの支援の意を表して下さいました。
  • 4月国際交流スプリングコンサート開催。一般の方々向けイベントで、東京からアメリカ人シンガーを招待し、昨年度の活動報告と意味ある音楽を通しての国際交流を実施。
  • 国連NGO世界平和女性連合の招待により千葉県幕張メッセで行われた「家族のあり方」についてのセミナーに参加。
  • 7月国際交流サマーイングリッシュキャンプ開催(2泊3日広島にて)
  • 8月国際交流サマーイングリッシュキャンプ開催(2泊3日山口にて)
  • 9月国際交流サマーイングリッシュキャンプ開催(4泊5日広島にて)
  • 11月広島文化女子短大主催、青少年国際ボランティアシンポジウムに、パネリストとして出演。
  • 12月国際交流・協力の日に「12人の我が子と共に国際交流」の発表をおこなう。

インドにて

  • 2000年10月インドNGO「あしたの会」と共に村の運動会に参加。 子供達に文具などを寄贈。
  • 物資支援:インド、マハラシトラ州プネ市にて、スラム街に住む約300家族に衣類配給。
  • 食糧支援:インド、マハラシトラ州プネ市にある「マザーテレサの家」で、100人の精神病患者のために昼食会開催。
  • 12月下中夫妻が国立プナ大学にて、インドから日本桜美林大学への奨学生選考委員会のメンバーとして選ばれ、奨学生を選出。
  • 2001年1月インド、プナ市のSOSバラグラム孤児院における感謝表明式に招待される。
  • 下中夫妻の三男真澄〔16歳〕がポリオキャンプに参加。インドの貧しい家庭で生活するポリオ患者百数十名に対してボランティア医師達が無料で行なった手術の際のアシスタントを務める。また、手術後の痛みに苦しむ子供達を励ます仕事にも従事。
  • 下中夫妻、SOS孤児院理事会に出席。インド、マハラシトラ州全域13のSOS孤児院から物資の援助の依頼を受け、その内の3ヵ所へは、施設訪問をして子供達と共に直接孤児たちに手渡す事に決定。この日、プナ市のSOS本部を含め他の10のSOS関連施設に物資を寄贈。
  • サウスバーグSOS孤児院を訪問。衣類、靴を寄贈。施設の孤児達との文化交流。
  • ロナブラSOS孤児院訪問に衣類、靴等を寄贈。
  • SOSバラグラム孤児院訪問(プナ市から500キロ離れたナンデッド地域)衣類、靴、文具を寄贈。 学校見学。
  • プナ市、スラム街で衣類等を配布。子供達がインドの最下級層の人々の生活について学ぶ。
  • 2月インド西部「グジャラート州」震災地での救援活動に参加(*2)。患者の移送、テント張り、医療キャンプの設置などのボランティアに従事。
  • 3月インドNGOセミナーに参加。インドでのNGOの活動について学ぶ。
  • 帰国
  • 2002年10月〜12月スラムの子供達との交流。身寄りのない貧しい子供達に少しでも愛と関心を示そうと、日本の若者達と子供達が色々な ゲームやお話し、歌を使って交流を深めようと頑張る。さらに、個人レベルで貧しい人々に対する衣類配布。日本からのボランティア、広島市在住のめぐみさんが、プネ市で行なわれたダンスコンテストに参加し、優勝。ボランティア以外にも、色々な場所であらゆる階級の人々と出会う。カースト制度が根強く残っているインド、私達は草の根階級に属する人々との出会いも大切にしたいと思っています。
  • 5週間に渡る、インドボランティア旅行の開催。日本の若者達7名と、インドの障害者施設、エイズの子供達の施設で、識字教育支援、リハビリテーションの支援。インドの子供の日に4施設200名の孤児達に、スポーツ、ゲーム、手品、お昼ご飯を提供。6ヶ所の学校で広島ナガサキ原爆展示会を実施。第1陣が始めに帰国する中、残されたチームはNIE(教育に新聞を)と協力して、プーナの96の学校、600クラスから、1000人の学生達を集めて、大規模な原爆展示会とドキュメンタリー・ビデオ上映。その模様が現地新聞3紙に取り上げられる。また現地女性の生活向上支援のため、ハンディクラフト製品購入。
  • 2003年9月1日〜10月4日: 日本の若者達12名と共に、インド・ボランティア研修旅行実施。合計7ヶ所の学校で広島・ナガサキ原爆展示会を行い、ナガワラスクール校庭での阿波踊り、グジャラート州のスティックダンスの交流会を含め、4ヶ所での文化交流、スラムの学校、ロジャーズスクールにて日本からの古着の配布、文化交流。
  • 孤児院での識字教育支援、障害者施設でのリハビリテーション支援。
  • 現地の警察署、ロータリークラブの要請で交通整理の補助を行い、その模様が地元新聞2紙に掲載される。
  • 11月10日〜2004年2月5日: 日本の若者達7名が、様々な支援活動実施。
  • インドの子供の日のイベント。インド在住ファミリーケアー財団(アメリカ)と協力して、孤児院4院200人の孤児達対象に、スポーツ、ゲーム、マジックショー、ランチサービス実施。
  • プネ市内の麻薬更生施設への慰問とカウンセリング補助。
  • スラムの学校の教室の壁のペンキ塗り。とても貧しくコンクリートむき出しの壁で、教室内がかなり薄暗かった為、ファミリーケアー財団の若者達を含む15名が、計10日以上に渡って、壁のペンキ塗りに赴く。
  • セントアンソニースクール(孤児院)にてクリスマス会とランチサービス実施。
  • 近所のスラムの人たちを招いて、クリスマス会開催。
  • 5スターホテルでのクリスマスショーに出演。
  • ワゴリースクール(スラムの学校)でのスポーツ大会に参加。
  • 11月12人の若者が1ヶ月のインドボランテイア研修旅行に出発
  • スラム街での食料支援
  • プネでの音楽大学見学
  • 茶道や阿波踊りを通しての文化交流
  • プネの障害者施設慰問、リハビリテーション支援
  • セナガー山に登山、自分たちの昼食の為に鶏を捕まえるという、初体験をしました。
  • 子供の日のイベントに200人の乳児達を招いて昼食サービス、スポーツdayの補助。
  • 女性の為の会合や、友人達を招いて原爆ポスターの紹介。

補足

*1:2000年9月から2001年6月までの間に、広島テレビ放送のテレビ番組「柏村武昭のテレビ宣言」「テレビ宣言ニュー」で9回にわたって、私達の活動について放映されました。又、2001年4月30日朝には約1時間のヒューマンドキュメントが広島テレビ放送で、さらには、5月27日 深夜に25分のドキュメントが日本テレビ系で全国放映され、私達のインドでの活動について詳しく紹介されました。NPO設立に向けての抱負も、広島テレビの夕方のニュースで流れました。

*2:2004年1月震災地の現地調査:2000年1月26日、インド西部・グジャラート州を襲ったマグネチュード6.9の地震によって 数万人の人命が奪われ、計り知れない数の家屋が全壊、または、修復不可能に近い被害を受けました。去年は、私も自分の3人の子供達を連れて現地にかけつけ、ボランティアのお手伝いをさせていただきましたが、その時の現状は、言葉に表すことの出来るものではありませんでした。多くの現地NGO、さらには、世界各国からのNGOや個人的なボランティアの皆さんが震災地にかけつけ、救援活動に携わっておられるのを自分の目で見たり、聞いたりして大いに心が励まされたのを今でもはっきりと覚えています。今年の視察で私達が学んだことは、被災地の中でも都市部、都市近郊部は政府やNGOの助けでかなりの復興を遂げていますが、周りに散在する数百の村や町の多くは、未だに、地震による建物倒壊の為、家屋のない家族、学校のない子供達、行くべき医療センターのない病人達、が切なる助けを必要としているのが現状です。その中でも特に助けを必要としている分野は、学校再建設、診療所の再建設、保健所の再設置、社会基盤【水道パイプラインの修繕、電気設備の配備、道路の整備等】の再整理です。私達のNPOは、グジャラート州・バチャウ北東部にある村「ルポー」を訪問し、そこで、地震によって倒壊したハンディクラフトセンターと医療センターの建て直しの可能性を探るための現地調査に行きました。その結果、日本円約200万円で2つのセンターの建設が可能という話を聞き、現在、さらに調査している段階にあります。また、被災地の女性たちの収入向上を助けるための調査として、ブージ、カッチ地方、中でもパキスタン国境に近い村からハンディクラフト製品の見本を入手しました。広島でインド展示会を開くことにより、国際交流の推進を図る計画です。



NPO法人「愛の架け橋プロジェクト」の創立者、かつ、理事長の下中は,国際宣教師団体「ファミリー」のミッショナリー(宣教師)でもあり、長年に渡り色々な場所で神の愛を説きながら、伝道活動、ボランティア活動に従事して参りました。下中一家は、自分の子供が12人と少子化が進む現在ではとても珍しい大家族です。また、海外でのボランティア活動だけではなく、クリスチャン教育に基づいた子供たちの愛情深い訓練や人間関係のカウンセルにも力を注いでいます。興味がおありの方は、ぜひ、ご連絡下さい!


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